高知県には土佐山田という公立の工業大学しかない携帯電話の電波すら怪しい田舎町がある。
そんな土佐山田は、元プロ野球選手の江本孟紀さんの生まれた地だ。
江本さんの名言(迷言)に「首脳陣がアホやから野球ができん!」というのがあるが、そこまで言わしめる出来事が個人事業主の自分にもある。
(1)企業の営業担当は案件を理解していない。
個人事業主にお金の知識は欠かせないが営業がアホすぎることがある。
何が専門かわからないが理解しないで仕事を依頼してくることが多い。
生成AIのウェブサービスの開発を進めていたが、クライアントの意向でモバイルアプリを先に進めることになり、現在は基本設計中だという。
話しているとモバイルアプリの言語もフレームワークもなんでもいいらしい。いや、要件を満たす必要があるだろう?
今回、小規模の体制でインフラエンジニアはいないらしいが、セキュリティや信頼性、可用性の確保、そして脆弱性試験は必要らしい。
なぜかAWSを使うことだけ決まっているらしく、生成AIはAmazon SageMakerで考えているのだろう。 それであればAWS AmplifyでWeb、モバイルアプリの基盤を構築し、AWS CloudFront、AWS WAF、AWS AmplifyでもMulti-Regionは利用できるので、どこかの国にミサイルが落ちても理論的にはサービスが続行できる。
ただし、セキュリティには金がかかる、クライアントの要求で、セキュリティを重要と言われているなら、それなりのランニングコストを覚悟しなければねらない。
それはクライアントに了承してもらえているのか。基本設計なら、それらについても話が出ているはずである。
それがクライアントに費用面とセキュリティのトレードオフが示されていないのなら、そんな基本設計は意味がない。
これをプロパー以外で交渉することはできない。
プロジェクトマネージャーの仕事だ。
こんなオファーは困る。
しかも、その後の音沙汰なし。ありえない🤨
速攻で文句を言い連絡を断ち切った。
(2)企業の営業担当は会計処理を理解していない。
個人事業主を下に見ている営業担当者は、新卒で誰でもできるようだ。
なんと、個人事業主やフリーランスの会計処理を理解していない。
私は、怪しい不払いをさせるために、収入が減っても売掛金を利用している。
売掛金とは請求書の売上を確実に受け取る方法だ。
そのため大手金融機関などを介して手数料を支払っている。
売掛金は未回収のため信用が怪しい場合に利用する。英語圏ではaccounts receivableという。
ところが、同年代の営業本部長が売掛金を知れない。経理にお任せで己の契約と契約に応じた歩合給しか興味が無いのかもしれない。
なかなか売掛金に応じないので、やんわりと経理担当者に依頼をお願いしたりしたが、
大手金融機関に「弊社は何をすれば良いのでしょうか」みたいな質問を出していて、流石にヤバい会社と感じた。
そしてスリーランスエンジニアや個人事業主のことを知らずに、人材紹介業ができる、リーマン営業に愛想を尽かし、自分で案件獲得に動くようにした。
明らかに実現可能性の検証もクライアントの提案も交渉もできていない、今更ながらの生成AI案件も危険だが、言語はなんでも良いとか、要件も基本設計も終わっているはずなのに言ってくるプロジェクトマネージャー、リーダーも信用ならないし、これからは個人開発をメインにすることにした。
頑張って報われないのが、契約事の歩合給しか気にしていないサラリーマン営業ってのが、この世の闇と考えているし、個人事業主どうしなら、出来ること、やって採算が合わないことは当然理解できる。
マジでかつてのように直接アプリに販売した方が、失敗しても納得できる。
頑張れば月の収入は、多少の変動はあれど、失敗を受け入れられる。