2021年最後の更新です。
節目ですので2021年をまとめます。
今年影響を受けたイベントベスト3
第3位 東京パラリンピック2020
第2位 東京オリンピック2020
第1位 FIA Formula 1 GrandPrix 2021
東京パラリンピック2020を3位、
東京オリンピック2020を2位としました。
とても難しい状況での開催でした。
よくわからないジャーナリストが多く登場し、
政治的な話がスポーツを痛めつけるキャンペーンが行われ
平和そうな人がオリンピックボイコット運動を繰り広げたりもしていました。
私もその当時の職場を失いましたが、群がることをさけ、俯瞰して物事を考える様にしていました。
オリンピック、パラリンピックのプロデューサーやクリエイター、ディレクターはとても良い仕事をしていて、日本のワイドショーを観ていない外国人やアスリートは、オリンピックにまつわる過去の不幸なできごとなどにも敬意を払った演出は日本でしかできないと思わせるものでした。
アスリートの活躍、そしてもっとも権利にうるさいイベントでありながらアスリート自信んおSNSでの発信も素晴らしかったです。
第1位は F1 2021シーズンとしました。
レッドブル、アルファタウリ、ホンダの技術、熱意、ドラマ素晴らしかったです。
F1ではすべてのPUがプレチャンバー(副燃焼室)を採用していますが、2017年ホンダは新燃焼方式の開発に着手しました。副室内の遠い場所での着火に時間がかかり熱効率がライバルチームよりも劣っていたようです。
2021年のレギュレーションでも、90度V6、1.6リッター(ボア80 x ストローク53)、シングルターボ、燃料供給は直噴、最大噴射圧は500bar、最高回転数は15,000rpm、最大燃料使用量110kg、最大燃料流量100kg/h、重量150kg以上などなど、さまざまな規制がある中での開発です。
過去のエンジンであれば、NAエンジンは高回転化、ターボであれば高過給化(ブースト)で燃料量を増やせば馬力を上げることができましたが、燃料流量は100kg/h、最大使用量は110kgと決まっているため、熱効率上昇以外に馬力を出すことは不可能です。
それゆえべらぼうな開発予算と体制、そして情熱が必要な究極の内燃機関となっています。
新骨格といわれる2021、2022年以降のエンジン開発のために、多くの実験が必要となり、自社のスパコンでの実験できるリソースをオーバーしたため、その他の部分をAzure上で行うシステムを構築しました。F1の結果は、現時点でホンダはICE開発用のCFD(流体解析)において、世界トップにいるということの証明にもなりました。
今年お金を使ったら凄かったものベスト3
第3位 Netflix
第2位 Udemy
第1位 Google Pixel 6
端的にまとめます。
私は「使い放題MAX 5G Netflixパック(P)」という通信プランが同額で利用できるようになったために、Netflixなどを見始めました。VODサービスとして、映像、音質、独自のコンテンツを含め、総合一位のサービスでした。
第2位は、Udemyです。
自営業を継続する大前提として、今の社員さんができない仕事をこなしていく必要があります。社員さんがダメなわけではありません。企業体質です。これまでに沢山の大企業病を見てきました。教材1つ買うのにも稟議が必要などという文化です。「なぜ教材が必要か、費用と期待される効果」など話してハンコを押していたら、あっという間に他社に負けます。無料の勉強会などもたくさんあります。総務省の資料でも、すでに労働人口のうち1500万人から2000万人が非正規雇用者であり、4000万人の正規雇用の方も、高齢化がすごいので、死ぬまで働かないと生きていけないことは目に見えています。そのための何かを見つけるための時間が限られているのです。
第1位はGoogle Pixel 6です。
私はApple信者でも、Google信者でも、Microsoft信者でもありません。
良いものを使います。
Google Pixel 6は間違いなくモンスター級のスマートフォンです。
欠点も目立ち、ここぞとばかりジャーナリストか何か知らないですが、叩かれています。
Pixel 6の秘めたるポテンシャルを認めざるを得ないがゆえに恐れられネガティブキャンペーンが続いているのだと思います。以前は話題にもならなかったGoogle製のスマートフォンが、日本とアメリカで認められつつあり、私もこれからが楽しみです。
今年影響を受けた人ベスト3
第3位 津田雄一さん(はやぶさ2プロジェクトマネージャ)
第2位 田辺豊治さん(ホンダF1テクニカルディレクター)
第1位 出口治明さん(立命館アジア太平洋大学学長)
3人ともリーダーシップを教わった方々です。
この方々は正しいことを見抜き、伝える技術に長けています。
世の中のおじさんはギャグを言おうとしますが、ギャグで笑いをとる難しさを知らないのかとおもってしまいます。
おじさんなのですから、周囲は若い人が必然的に多くなります。年長の人が変なことを言ってもツッコミ役はいません。おじさんは漫才であればナイツの土屋さん(ツッコミ担当)を学ばないとボケが成立しません。ひとりの方では、明石家さんまさんが、子供から年寄りまで好かれるのはなぜか欲しいと思います。セクハラ以外にもおじさんには「いやらしいスケベ心」があることが多いです。
チームのメンバーに「”はい”か”いいえ”で答えて」なんて言っていませんか?
”はい”はイエスではありません。その上「”はい”、”はい”言って何にも理解していない」なんて言われたらたまりません。「”はい”か”いいえ”で答えて」では理解できたかどうかを示せません。
この前もインターン生や社長さんと話をしましたが、フラットな雰囲気を作り出さないと話はできないです。平均年齢30歳以下の職場で働く、外国人と働く、異文化を認めましょう。
今年意識したスキルベスト3
第3位 MVVMアーキテクチャ
第2位 リアクティブプログラミング
第1位 コミュニケーション
第3位、第2位には、スマートフォン界隈では主流となっている、開発技法から、
「MVVMアーキテクチャ」、「リアクティブプログラミング」を選びました。
ただの偶然ですが、この2つは共にMicrosoftから広まった技術と言われています。
「MVVMアーキテクチャ」は、MicrosoftのWPFから普及しました。
私も含め、ここを見ている人はWindowsのFormでコードを書いたことがあるはずです。
そのときは画面とイベントハンドラが、密接に影響し合っていたはずです。
こんな(デザイン含めて)画面が変わるたびにイベントのコードを書き換えていたら、現在のような複雑な非動機通信処理などは実装できません。
そして「リアクティブプログラミング」も、Microsoft発祥です。
昔風なコードで書くと
a = 1
b = 2
c = a + b
a = 3
print(c)
と、命令型のプログラムを書くとcには1+2が入っていて、3が表示されます。
「リアクティブプログラミング」では「振る舞いの定義」が存在します。
「c = a + b」を「振る舞いの定義」とすると、aが3になった時点で、cは3+2になるので、5が表示されます。
「c = a + b」をEXCELのセルと例えるとわかりやすいと思います。
Twitterや、Youtubeなど、画面を再度読み込むことなく、更新されるのは、非同期処理だからというのでは、正解度50%です。
「リアクティブプログラミング」を導入することのメリットは多々あります。
たとえば、
- タイミングに関する処理をシンプルに書ける
- 一貫したコードが書きやすい、処理の流れが追いやすい。
- 処理スレッドを変更しやすい
- callbackの数が減らせる。
などです。
デメリットとしては、最近出てきた技術かつ慣れるまでが難しい。
などがあります。
完全な自分用ログの記事でした。