人生2回目の胃カメラをやってきた。
事の始まりは健康診断(人間ドック)である。
胃のレントゲンにブドウの房が映っていた。
くっきりとした輪郭、千疋屋の巨峰並み。
寝ながら食べてしまったのだろうか...。
「ポリープですので精密検査してください」
考える間もなく、つれない言葉が返ってきた。
胃が逆流したような気がした。
そして検査当日、
オプションについての確認。
「鎮痛剤を使うと丸1日何もできません。使いますか。」
これが、ゼリーみたいなものか・・・。
違うらしい。
ゼリーは、麻酔であり、必ずするそうである。
そして、ゼリーはすでに無く、スプレーになっていた。
「楽にしてください。」
その声に全身が凍り付く。
「楽にしてください。」
そういいながら、頭と腰を上から押さえつけるが、声にならない。
決して放送できない映像が映し出される。
「ここが十二指腸ですが、荒れてますね。」
いきなり画面でダメ出し。
「胃のポリープは、空気を入れて、紫の液で調べますね。」
決して放送できない映像が映し出される。
「では、組織をとります。」
いまの紫の液体はなんだったんだ。
「結果は次回(年越)です。お疲れ様でした。」
ええっ!?
ええっ!?