この歳で新米のエンジニアになったような気分がしている。
スマートフォンアプリのエンジニアとしてオファーを頂いて
長期の契約で関わることになった。
10年間、自分のスキルに投資してきた。
フリーランスでスマートフォンアプリのエンジニアを続けていくには、
とにかくお金がかかるので諦める人もたくさん見てきた。
設計をすることは同じだが、変化のスピードが最も激しい分野で
その設計に至った意図を説明し納得してもらうには話し方、問いかけ方も重要だった。
この点ではファシリテーションスキルなども大いに役立った。
ある程度、苦労した人しかわからない話も多いので、
「説明がわかりやすい」と言われるようになったのは、ここ最近のことだと思う。
この年齢でオファーを頂いたことが日本の企業では稀だと思うし、
報酬も自身の人生で過去最高。責任は重いが、身内を安心させたい気持ちは叶うかもしれないし、
諦めない気持ちの大切さを教えてくれた人たちに感謝。
負けて、負けて、負け続けたが、負けることで学ぶことも多いというのは本当だった。
世渡りの下手な子供を何も言わずに放任してくれた親に感謝しかない。
すこし落ち着いたら、墓参りに行って色々と報告したいと思う。
奇しくも今日は東日本大地震から10年の節目。
生かされたものとして3月11日には忘れてはならない日になっている。